FPGA開発環境の構築

DE0を扱うにあたって必要となる “開発環境の構築” について記載します。

CycloneIIIに必要なツールについて

ALTERA製FPGAの開発に必要となる代表的なツールは以下3点になります。

  1. Quartus : 統合開発環境
  2. ModelSim : シミュレーション/モデルツール
  3. Nios II (EDS) : Nios II ソフトウェア・デザインツール

基本的にはQuartusを用いた開発になりますが、シミュレーションを用いて本格的に開発したい人はModelSim、またALTERA製FPGA上で動くプロセッサー(Nios II )を載せたい人はNios II (EDS)を導入することになります。今回は将来も見据えてこれら3点全て導入したいと思います。

CycloneIII対応ツールの確認

DE0に搭載のFPGAはCycloneIIIなので、ALTERA社のソフトウェア・セレクターにてQuartusのバージョンを確認。ver 13.1まで対応しているようですね(本記事記載時点でver16.1までリリースされていました)。尚、ModelSimとNios II (EDS)に関する記載はありませんでした。
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各種ツール対応OSの確認

パーツ換装 & Win10クリーンインストールでも記載した通り、最近win10にアップグレードしたため “そもそもツールは動くのか?” が心配です。各種ツールのオペレーティング・システム・サポートにて上記3種のツールの対応OSを確認してみた結果が以下になります。

  1. Quartus : 記載はver 16.1の対応状況のみでver 13.1の対応状況が記載されていませんでした。
  2. ModelSim : Window10(64bit)で「-」となっていました。
  3. Nios II (EDS) : Window10(64bit)で「-」となっていました。

そもそも今更CycloneIIIを使う人が少ないためだと思いますが、Quartusに関しては過去のバージョンについても対応OSを載せておいて欲しかったです。「-」となっている項目については恐らく未確認ということだと思いますが。何はともあれインストールしてみることにします。
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ツールのダウンロード

ソフトウェア・セレクターの画面から“Quartus II ウェブ エディション ”を選択します。ウェブ エディションでない方は有償なので注意です。ダウンロード方法は「ダウンロード・マネージャー」を指定し、DeviceはCycloneIIIのみを対象としました。
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my ALTERAなるアカウントが必要ということで、各種情報を入力して登録。
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ダイレクトリンクが表示されたので、結局ダイレクトダウンロードしました。回線に不安がある人はダウンロードマネージャーを使用した方が良いと思います。
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ツールのインストール

“QuartusSetupWeb-13.1.0.162.exe”を実行します。インストール先はProgram Filesの下ではなくCドライブ直下のALTERAフォルダになっていましたが、特に変更する必要も無いのでそのままにしておきました。インストール内容は以下を選択。ModelSimは先程ダウンロードしたファイルがありますが、一応チェック。もしかしたら先程のModelSimは有償版だったかもしれません。
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10分程度でインストール完了。早速立ち上げてみます。
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起動後、以下のダイアログが現れました。TALKBACKとは、回路をコンパイルしたときの情報をALTERA社に送信するというもので、設計データそのものは送らないとのこと。無償のWEBエディションではこれに同意しないとロジックアナライザ機能が使えないため、渋々OKに。
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起動確認し、一件落着。これで安心してDE0の購入に踏み切れます。